橋本 直

橋本 直

経営企画 執行役員経営管理部長 経営管理部

PROFILE

2016年中途入社。プロフェッショナルファーム、上場企業の経営管理部、スタートアップのCFOを経てNagisaに参画。2017年より執行役員経営管理部長を務める。

プロフェッショナルファーム出身者が考えるスタートアップへの選択は「リスクではなくステップアップ」

監査法人時代のキャリア形成

これまでのキャリアについて教えてください。

私のキャリアは公認会計士試験合格後、監査法人に務める所からスタートします。主要業務経験を5年で達成するという事を目標に決めていました。

会計士は業務の特性上、その後のキャリアに関しては税務、コンサル、事業会社、独立開業など選択肢は広いのですが、その分専門的知識の研鑽だけでなく、経験が物を言う世界。とにかく最短期間でより多くの経験を積む事を何より重視していましたね。

仕事をする上で社内での自己アピール(上司とコミュニケーションをとり、率先して手をあげる)と生産性を意識した行動を繰り返し、気づけば当初の目標通りの期間で目標としていた業務を一通り経験できました。

目標達成した後はどのようなキャリアを考えていましたか?

事業会社での経験を積みたいと考えていました。監査という業務においてクライアントへの適切な指摘や指導といった機能を果たすには、事業への深い理解が必要になりますが、事業への理解不足を多くの場面で痛感していました。そのため、次のステップとしては事業側に深く関わってみたいと思うようになりました。

ちょうどタイミングよく上場直前の医療系ベンチャー企業からお声がけを頂きました。財務、経理、開示、IR等を中心に幅広い業務を担当させていただきました。
また、全社的な内部統制の検討、整備など、営業組織や開発組織といったそれまであまり関わりのなかった人達とコミュニケーションを取りながら仕事をできたのはとても良い経験でした。

その後もう一社経験されるかと思うのですが、次のステップとしてのテーマはありましたか?

CFOとしてオファーをもらいスタートアップ企業へ進みます。裁量も大きくプレッシャーはありましたが、これまでの経験は活かせると考えたからです。
前職でももちろん素晴らしい経験をさせもらったのですが、未上場かつプロダクト以外はほぼ未整備状態であったので、これまでにない大きなチャレンジが経験できると思い決意しました。

バックオフィス全般の整理や資金調達活動はもちろん、業務提携の提案、営業、新サービスの企画、研究、仕様設計まで関われたのは本当に大きな経験となりました。

事業会社での経験を求めて

その後Nagisaへ進まれるのですね。どういったキッカケがあったのでしょうか?

スタートアップ企業では残念ながら大きな成功を掴むことはできませんでしたが、新しい事業の方向性を定めたタイミングで、自分自身も次のチャレンジを考えました。
その際、お世話になっていたVCの担当者様からNagisaを紹介してもらったのが最初のキッカケです。

Nagisaの他にも何社かお話を伺う中で、未経験であるミドルステージで急成長を目指している会社という点やインキュベーションをとにかく大切にしている点など、気になる点は多々ありましたが、何よりも社長のミッション及びビジョンに対する信念に惹かれて入社を決意しました。これは熱いと。

現在の業務、そしてやりがいを感じる部分について教えて下さい。

現在は経営管理部長として、ファイナンスを中心にバックオフィス業務全般を統括しています。
また、各ステークホルダーや各金融機関との折衝など、Nagisaが次のステージに進むための準備を進めています。

立場上、全事業部の全メンバーと関わる中で、信頼を得て円滑に業務を進めていくために、適切なコミュニケーションはもちろんですが、自身の行動やアクションにも気をつけています。
若いメンバーが多いので締める時、盛り上がる時のメリハリとバランスは常に心がけていますね。

攻めのバックオフィス体制の構築

仕事をする上で大事にしている事、そして今後の野望について教えてくれますか?

大事にしている事は、「Integrity(高貴/誠実さ)」です。新卒で入った会社でも、また当社でもvaluesとして掲げられおり、今でも意識しています。
私のポジションは業務の特性上、社内外問わず信頼性が大前提になり、円滑な業務の遂行に大きく影響します。誰に対しても言動、振る舞い共に誠実であることを強く意識しています。

野望については、会社の成長に寄与する安定したファイナンスを実現することは当然のこと、Nagisaらしい新しい人事制度や福利厚生の導入等、Nagisaのクリエイティブ、インキュベーションを多いに刺激する環境を実現したいです。メンバーが常にハイパフォーマンスでいられるような仕組みをどんどん立ち上げて行きたいですね。

また、次のチャレンジとしては、NagisaのVisionでもある『ITコングロマリットカンパニー』の実現を加速していくためにも、Nagisaの新規事業立ち上げのノウハウを活かした投資機能「Nagisaベンチャーズ」の立ち上げをしたいですね。

社内外問わず、新しい事業の芽を育て、成長を加速させる。そんな組織を作りたいと考えています。そんな組織の実現を目指す人と一緒に働きたいですね。

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