葛山 貴史

葛山 貴史

エンジニア iOSエンジニア 社長室インキュベーションチーム

PROFILE

インターンを経て2014年入社。未経験ながら複数アプリの開発プロジェクトを経てインキュベーション事業部のエンジニアとして生放送アプリの立ち上げに従事。

シリコンバレーに行って見えたエンジニアリングの意義

シリコンバレーでの転機

現在iOSエンジニアとして活躍している葛山さんですが、エンジニアリングは未経験でしたよね?学生時代について教えてくれますか?

当時法学部に在籍していたのですが、周りの学生と同じく3年生の夏からインターンを中心に就活を始めました。メガベンチャーと言われる企業のインターンなど複数参加していましたね。

ただ内定をもらったのは大手銀行。周りの友人と同じように、自分でも金融などお堅い会社に務めるイメージはありました。

そんな中、卒業間近に友人の親族が住んでいるという理由でアメリカに旅行しに行く事になったのですがそこがたまたまシリコンバレーで。それがキャリアを変える転機となりましたね。

シリコンバレーで一番影響を受けた事はどのような事でしたか?

コワーキングスペースでいろいろなスタートアップチームをみたのですが、メンバー全員エンジニアリングができた事です。
かなりカルチャーショックを受けました。今でこそ大学生のうちからエンジニアとしてサービスを作っている学生はいますが、当時の日本にはほぼいませんでした。
在学起業を目指す人もほぼ営業やビジネスサイドの人たち。シリコンバレーで起業している人たちはみんなコードをかけました。アイデアを話すだけではなくすぐに実現させている事にすごく価値を感じたのを覚えています。

コードを書きたいという意欲が高まり帰国しました。内定を辞退する事を含め進路についての決心は固まっていましたね。
この時の体験が今でもエンジニアリングの意義を考える際の原点となっています。

Nagisaへ入社するキッカケを教えて下さい。

帰国後、独学でエンジニアリングを学んで個人でアプリをリリースしていましたが、さらに実践の場が欲しいと考えインターン先を探していました。
募集の「20代で圧倒的に成長したい人」という文言に惹かれたのがキッカケです。

複数社受けていたのですが、社長のミッションと事業内容に特に惹かれました。各マーケットカテゴリー毎のアプリを立ち上げていくというポートフォリオ戦略の実現への明確なイメージが代表の横山と話していて感じましたね。

余談ですが、面談時に個人で作っていたアプリを見せようとしたら、通信環境が悪く何も表示されず(笑)
これはさすがに落ちたかもと思いましたが、最後に「今採用したら半年後に絶対活躍しますよ」という一言で後押ししたのは今では良い思い出です。

ほぼ未経験からのチャレンジかと思うのですが、どのような業務に携わりましたか?

既存アプリの改修からスタートしました。ニュースアプリ、カメラ/動画アプリ、ライフスタイルアプリ、Gifアプリ、女性メディアなどなどメンターがついてはいましたが20個近くを任せてもらえました。
ただアプリが変わる度に、使用する技術も変わるのでキャッチアップには苦労しました。独学でも学びつつメンターから貪欲に吸収し続けましたね。

おかげでiOSに関する技術も上がりましたし、技術側面だけではなくサービス側の知見も学べました。
もっと深くサービスや事業に携わりたいと感じていたら幸いにも正社員雇用について声をかけてもらえたんです。
さらに大きく自分の技術とサービスを飛躍させたいと感じていました。

新規事業における変化

数少ないチャンスを掴んで、その後新規事業部に配属に。新規事業ならではの苦労はありますか?

組織の観点でフェーズ毎に課題があったように感じます。
第一フェーズの小さいアプリの立ち上げ期は同じポジションで人が多いと業務範囲や目標が定まりづらくチームのパフォーマンスがバラついてしまうかなと感じました。

その後、クライアントチームに一人Joinし安定稼働しました。僕は副リーダーとしてエンジニアチームMTGをやったりマネジメントを意識した行動をしていました。
そして直近はスモールチームで企画の後はモック作って動かしていくのを意識し、PDCAを回せるようにしました。
企画から機能に落として体験する「UX確認」を素早く行い体験の最大化ができたように思います。

僕たちのチームはディレクター、デザイナー、エンジニアの3人だけのチームです。企画とデザインの橋渡しをする中立の立場として業務をしたのでiOSの技術はもちろんサーバーサイドの知識、サービスに関わるUX、デザインの知識も身についたのは収穫です。

プロダクトをデファクトスタンダードに

新サービスはどのようになって欲しいですか?

今までやってたプロダクト「POPS」は小・中学生限定のクローズドなコミュニティになっています。
一部のコアなユーザーが熱量高く使ってくれるのはもちろん嬉しいのですが、次回のプロダクト「101 LIVE!(ワンオーワンライブ)」はせっかくターゲット層を広く設計しているので、規模感を大きく友達とライブ配信する際のデファクトスタンダードになって欲しいなと考えています。
例えばラジオ体験のリプレイスなど、今ユーザーのみなさんの中にある生活を変えられるインパクトは残したいですね。

一緒に働きたいと思う人物像について教えてください。

自分での提案ができる人は素敵だなと感じます。また人間性含めて柔軟性がある人は魅力的ですね。
リリース前は開発中の仕様が変わる事もありますし、リリース後もユーザーの反応をみて小さい改善から大きな機能開発をするなど日々状況に応じて自分のするべき事が変わる事はありえます。
自分やチームのヒトではなく、コトに向かう柔軟な人と一緒に働ければ嬉しいなと思っています。

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