古川 巧

古川 巧

ディレクター リーダー 社長室インキュベーションチーム

PROFILE

インターンを経て2014年新卒でNagisaに新卒入社。 『SLIDE MOVIES』『GOODTIME』『SeaCamera』『POPS』など動画系アプリを中心に立ち上げを担当。社長室インキュベーションチームリーダーを務める。

新卒4年目の事業リーダー。「1億人を自分のサービスに巻き込みたい」

社長のビジョンに共感

Nagisaで働く前はどのような事をしていましたか?

Nagisaにインターンとして入社して、そのまま新卒採用で正社員になったんですが、それまでは塾講師のアルバイトをしていました。英語を中心に教えてて、中学2年生の担当の学年主任もしていんたんですよ。 主任として保護者面談などもやってました。

大学3年になった時に新卒での就職先を探し始めましたが、自分は大手の新卒採用サイトは「なんか・・・違うな」と感じていて。ガッチガチで固くて、新卒募集の内容を見ていても全然ワクワクしなかったんです。それで、写真や記事内容で会社の雰囲気がよくわかるWantedlyで就職先を探し始めました。

「ITでB to Cをやっていて楽しそうな会社」という軸で探しているとき、たくさんの募集の中でNagisaの募集が目に入りました。第一印象は、「なんだか楽しそうな会社だな」くらい。遊びに行くような感覚で応募しました。複数社に応募する中、一番最初にメッセージをくれたのがNagisaの代表の横山でした。

その頃のNagisaはまだまだメンバーの人数も少なく、住居マンションの一室がオフィスだったんですが、そんな少人数の組織ででっかいサービスを立ち上げようとしている社長のビジョンにすごくワクワクしました。「この人と一緒に働いてみたい!」と直感的に思い、まずはインターンとして採用してもらうことになったんです。

インターンの経験はいかがでしたか?

Nagisaに入るまで、アプリの企画どころかインターン経験もなかったので、最初はもう何もわからなかったです。それどころかスマートフォンアプリの会社に入社するのに、その時はまだガラケーでしたし。採用が決まった足でiPhoneを買いに行きました(笑)

そんなど素人の自分が初めて企画して作ったアプリはプライベートカメラアプリでした。
毎日App Storeのランキングを研究して、無音シャッターやプライベートフォルダ機能を持たせたカメラの需要が絶対にある!と確信を持っていたので、最初NGを出されてもずっと粘ってこの企画を推していたんです。

そんな時、ちょうどコンテンツホルダーの会社から協業アプリの話がNagisaに舞い込んできました。
そのコンテンツの一つの「秘密結社鷹の爪」と、自分のアプリ企画のテーマ性とで相性が良いんじゃないか、という話になり、社内コンペを経て自分の企画が協業アプリとして採用されることに決まりました。

でもいざアプリをゼロから作り出すということになると、やりたいことや作りたいことはあっても、それを具現化する方法を自分が何も持っていない状態でした。要件定義書やUI/UXデザインなど、今でこそ企画の時に必ず用意するものは何もできなかったので、エンジニアやデザイナーに口頭で一生懸命説明したり、落書きみたいな絵で必死に自分のイメージを伝えていきましたね。正に手探り状態でした。

ただそうやって、自分が思い描いていたものがデザイナーの手によって形になり、エンジニアの手にによって動くものとなる。この体験がすごく楽しかった。さらにそれがユーザーの元に届いて自分の知らないところでどんどん広まっていき、使ってもらっているという実感が数字としても見てとれることも嬉しかったですね。

 

新規事業で文化の創出を

現在はどのような業務をしていますか?

アプリプロデューサーとしてのインターンを経て、そのまま新卒としてNagisaに入社しました。今は新規事業部のリーダーとして、新規動画サービスを立ち上げています。

インターン期間を含めた約4年間の中で、カメラアプリを複数手がけてきたことが動画事業部リーダーになることにつながったのですが、これまでの企画を振り返ってみて、気づいたことがあります。

初めて企画したアプリは、ユーザーの今ある需要を形にしました。言ってしまえば、すでにあるサービスの寄せ集めです。それに続くカメラアプリ「SLIDE MOVIES」や「GOODTIME」では、今あるサービスを「こうしたらもっと使いやすくなるんじゃないか」と+αを加え、既存サービスをより良くしようと企画しました。そして今チャレンジしているのが、まだ世にない文化をゼロから生み出すことです。

「101 LIVE!(ワンオーワンライブ)」は、特別な機材やスキルを持っていなくても、スマホアプリひとつで誰もが簡単に生放送番組を配信できるサービスです。
今Youtubeなどに投稿されている番組は、一眼レフなどのカメラで撮影して、PCの編集ソフトで編集して、それをプラットフォームであるYotubeに投稿するという流れだと思うのですが、これらのすべてを一つのアプリで完結させたかった。スマホひとつさえ持っていれば、誰でもできるようにしたかったんです。
通信環境や開発技術がどんどん進歩する今、そこに自分が新たな”潮流”を加え、誰もがトーク番組の主役になれるような新しい「文化」を生み出していく未来を描いています。

これまでのNagisaでも、新しいサービスを世に提供し、たくさんのユーザーの手に届いてはいるものの、文化の創出はまだ成し得ていない。 自分がそれをやり遂げようと思っています。

Nagisaは組織で戦う会社

Nagisaはどのような会社だと思いますか?

変化を続ける会社、ですね。Nagisaという社名の由来である、”あらゆる時代の波を受け止め、変化を続ける渚(浜辺)である”ように、Nagisaは進化を続けていることを日々実感しています。

自分が入社した当初のNagisaは、社長が描いたビジョンにみんなが追随し、個々のスキルを全力で発揮して戦っていました。それがその時のベストの形だった。
でもここ数年で組織が大きく成長し、ユーザーが求めるサービスも変わっていく中で、組織で戦う会社に変化をしています。そこにはまだたくさんの課題があり、自分もチームリーダーとしてそれらに直面しているんですが、そんな今のフェーズが難しいけどおもしろいと感じています。

一緒に働きたいと思う人物像について教えてください。

ありきたりかもしれませんが、1億人が使うサービスを作りたいです。それが今てがけている「101 LIVE!(ワンオーワンライブ)」かもしれないし、そうでないかもしれない。これまでやってきた動画事業ですらないかもしれない。
でも自分はそこにこだわりはないんです。このインタビューで自分を振り返る中で明確になったのですが、自分は「凝り性」の「飽き性」なんですよね。興味を持ったことはすぐに調べて、徹底的に追求する。でもすぐ飽きる(笑)いわゆる熱しやすく冷めやすいタイプです。

でもこの習慣化された行動こそが、Nagisaで鍛えられた自分の強みだと気付きました。次々と変化を遂げるこの業界では、それがぴったりとフィットする。そうやって自分の手によって世に送り出していったサービスや文化に、できるだけ多くの人を巻き込んでいきたいと思っています。

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